レモネーコ先生!私が絵の仕事をしたら、1枚いくらになる?
ミルフィくらいの下手さだったら0円かも…
んええ!?
先日、お悩み・質問ご相談フォームにて
コミッションやイラスト依頼を始めたいのですが、自分のイラストの値段の付け方が分かりません。
というメッセージをいただきました!
たしかにイラストでお金を稼げるようになりたい!と思い始めてみるものの、実際に値段をつけるのって難しいですよね。
しかも自分で値段を付けるのだから、ちょっと気恥ずかしい気持ちもあります。
あわよくば高値をつけたいけど、それだと依頼が来ないか心配…
という不安もあると思います。
そんなあなたのために、自信をもってイラスト依頼を始められるようになる「イラストの値段設定のカンタンな方法とコツ」をまとめました!
ちなみに私、麦田このみはイラストの依頼を2020年に始めて、3年経った今では150件以上の実績があります。
その中で培った経験をもとに、依頼を受けるときのイラストの値段をいくらにすればいいのか紹介するので、参考にしてみてくださいね!
イラストの値段設定のカンタンな方法4つ
まず前提としてイラストの値段の付け方は特にルールが無いので、あなたの好きなようにつけてもOKなものです。
といってもその”好きなように”が分からないと思うので、値段を決めるときの基準の例を4つ挙げておきます。
①イラストの制作時間を時給で考える
まずひとつは、1時間あたりの値段と制作時間をかけあわせて、イラスト1枚の値段を決めるやり方です。
例えば自分の時給を2,000円くらいと考えて、そのイラスト制作にかかる時間が5時間とすると合計10,000円、という感じのやり方です。
自分のイラストの時給ってどうやって決めるの?
時給も好きに決めていいんだぞ!
時給はあなたの好きな値段に決めていいのですが、イラスト制作は誰でもできるわけではない専門的な仕事です。
なのでイラスト初心者さんであっても最低賃金ギリギリじゃなく、少なくとも最低賃金の倍くらいは時給額にしてもOKです。
イラストの値段を決めるときの一番メジャーな考え方です。
計算がしやすくて自分の中で管理しやすいので、私も迷ったらよくこの方法を使ってます!
②イラスト依頼の月ごとの目標金額から逆算する
2つめは、その月の目標額から逆算するやり方です。
例えば今月の収入(もしくはおこづかい)が毎月5万円欲しいとします。
ひと月に受けられる絵の依頼の数が5件だとすると、1件あたり1万円が必要です。
なので依頼にそれぞれ1万円と設定する、というようなやり方です。
イラストの価値を決めるというより、自分の欲しい金額の設定が必要になりますが、こういう方法もアリです。
じゃあおこづかい5000兆円ほしいからイラスト1枚5000兆円ね!
イラストが売れればね…売れれば…
③イラスト依頼で単発の欲しい金額を好きに考える
3つめは完全に自由に値段を決めるやり方です。
上の2つの例は時給や月収にもとづいて考えましたが、本当に単純に根拠なしで値段を決めてもOKです。
例えば「最近このアニメのグッズが欲しいけどお金が1万円くらい足りないから、この絵で稼いでそれを補おう」みたいな感じでもOKです。
それじゃ依頼側が納得しないのでは?
と思うかもしれませんが安心してください。
イラスト制作の値段に対して、理由を説明することはあまりないです。
イラストは”言い値“(売る側が言った値段)が通る世界なので、具体的な根拠を説明する必要はありません。
だたもしどうしても値段の理由を聞かれてしまう場合は、代わりに時給制などを根拠にしてもいいかもしれません。
ですが、言い値の世界を理解してもらえる人に納得してイラストを依頼してもらうのが一番ですよね!
じゃあイラスト1枚10円でいいよ…
こいつ…うまい棒でも買うつもりなのか…?
④自分のモチベーションと値段を照らし合わせる
いま紹介した「③イラスト依頼で単発の欲しい金額を好きに考える」とかなり似た考え方ではありますが、自分の気持ちが動く値段でもOKです。
例えば1枚のイラストを描くのに1000円だったらかなり安いと思うよな?
1000円は安いよね…
でも誰でも知ってる有名な企業から1000円で依頼されたら、「値段はいいからとにかく描かせてください!」って思っちゃうよな!
たしかに、実績になるなら無料ででもその依頼を受けたいかも!
もしくは、有名な企業じゃなくても、同じ絵だけど1000円じゃなくて10万円は出せるって言われたら?
1000円じゃなくて10万円なら高額!やりたいかも!
というように、例はすごく極端なのですが、依頼の内容や相手次第で値段が変わっても構いません。
値段を付けるときは、自分「この値段だったら納品までモチベーションが続きそう!」と感じられる額をその都度きめていきましょう!
⑤他の人と値段を合わせる
もしココナラ
例えばココナラなら、自分の画力や絵の雰囲気と照らし合わせて、似たような感じの絵師さんを見つけます。
その人がいくらで出品しているか確認して、
じゃあ自分も同じような値段で絵を売りだしたら、依頼もちゃんと来るかもしれない!
と予想できます。
その値段を元に、自分も値段設定してみましょう!
ただしココナラ
▲こちらの『
はじめてでもわかる! イラストでお金を生み出す秘訣 神技作画シリーズ [KADOKAWA] 著/虎硬
私も読んだ本なのですが初心者から上級者まで通用する内容になっていておすすめです!
イラストの値段設定するときのコツ3つ
①周りの人に相談しない
イラストの値段に迷った時に、周りの人に相談しない特に友人や家族など、イラストに詳しくない人には相談しない方がいいです!
理由は、友人や家族はあなたにお金を払って絵を描いて欲しいと思ってないからです。
つまり周りの人はあなたのお客様ではありません。なので参考にはできません。
イラストの値段って、パッと見は高く感じることが多いですから、
そんな値段じゃ高すぎるよ…
あなたの画力じゃ売れないよ?
なんて言われてしまって自信がなくなるのは、残念ですが本当によくあります…。
でもイラストって、1人の人間が技術を駆使して手間と時間をかけて、1枚1枚描く「高級品」なのです。値段が高くて当たり前です。
ただ一般的にはそれを理解していない人が多いので、周りの人には相談しない方があなたにとっても気持ちよくイラスト依頼を始められます。
まずはあなたが自分で納得のいく値段を付けてみて、実際に依頼が来るか、必ずお客様の動向を見て判断してください。
購入者が納得して依頼してくれたらそれでOK!周りの意見は気にしなくていいんだぞ!
②イラストの値段はあとから変更できる
イラストの値段はあとからでも変更できます。
世の中にある商品を想像してみると、例えばスーパーやコンビニの商品でも毎日のように値上げ・値下げしていますよね。
イラストもお金が絡めば商品なので、値段は常に変動しても構わないものです。
たしかにそう考えると絵の値段設定も気持ちがラクだねー!
なので一度、値段を設定してみて、どうしても依頼が来なかったら値段を下げてもいいのです。
そして依頼の数が多くなってきたときにまた上げなおす、というような形で状況に合わせてイラストの値段を変更してみてください!
▲イラストの値段をあげるときは、すごく不安が付きまとうと思います。あらかじめこの記事を見ておいて、値上げの準備をしておきましょう!
③イラスト修正の時間もふまえて値段をつける
イラストの値段を決めるときには、最初から修正の時間もある程度は見越して計算にいれておきましょう。
修正は内容によってさまざまですが、迷ったら制作時間の3割くらいの値段をあらかじめ追加しておくのがオススメです。
イラストの依頼の受け方として、「修正があったらその時に追加料金を請求する」というやり方もあります。
もちろんそういったやり方でも構わないのですが、依頼者に「追加料金が必要になります」って言うのはなかなか勇気がいりませんか…?
依頼を受ける側も、「追加料金」に対して少し損をする気持ちになる可能性もあります。
なので最初から修正料金を含めておくやり方もコツの1つということで記載しております!
修正料金を含めておくかどうかは、あなたの気持ち次第でどちらでもOK!
イラスト依頼の実績が増えてきたらやること
ここまでたくさん値段設定のコツを紹介してきました。
とはいっても、イラスト依頼が初めての人はきっと、相場よりも安い値段で依頼を受けてしまうかもしれません。
私も最初の初依頼のときはやっぱり自信がなくて、イラスト1枚1000円で依頼を受けていました…
しかしある程度、実績がついてきたら、イラストの相場に沿って金額を設定しても全く問題ありません。
私がサイトに金額相場表と値段の決め方の詳細をまとめていますので、参考にしてみてください!
▲イラストのお金の話のときにいつも載せている大人気の記事です。イラストの値段の付け方に迷ったらこちらも合わせて必見です!
さいごに
イラストに自分で値段をつけるって本当に難しいですよね。
特に初めてだと、ちゃんと依頼が来るのかな…と不安になります。
でも安請け合いはしたくない、できるだけ高値で依頼を続けたいですよね!
私はそんなあなたの気持ちを応援してます!
自分が納得できる値段でイラスト依頼を始めよう!