イラストの依頼が来たけど、タメ口で話しかけられたよ〜
色んな指示の出し方をする人がいるよね
やりとりの良い方法ないかな〜?
今回はイラストを依頼する方にもぜひ見て欲しい記事です。
先日、お悩み・質問ご相談フォームにて
絵師さんにイラストを依頼したいのですが、どんな文章ならば失礼にならないですか?
というメッセージをいただきました!
個人やお仕事でイラストを依頼するとき、どうやって依頼すればいいか迷いますよね。
絵描き側も、依頼者によって色んな指示の出し方があり混乱することも多々あると思います。
この記事では、どういった要点をおさえれば気持ちよく依頼できるかをまとめました!
↑ちなみに以前、絵描き目線verで依頼の流れをまとめた記事も書きましたので、こちらも合わせてご覧ください!
イラストを依頼するときに最低限注意すること
依頼するときに最低限注意しておく必要があるのはこの3つです。
- 敬語を使う
- 名乗る
- Webサイトの事前確認
敬語を使う
特に個人の方だとタメ口、絵文字や顔文字、スラングを使って砕けた文章で依頼される方は非常に多いです。
当たり前のことですが、イラストの依頼はお金のやりとりが発生するので、たとえ個人からの依頼でも最低限のビジネスマナーは必須です。
依頼者はイラストレーターのことをよく知っているつもりでも、絵描きは依頼者のことを初めての人だと思うことが多いです。
いきなり砕けた内容の連絡をいただくと印象が悪く、いくら仕事の内容に興味があっても引き受ける気が失せてしまいます。
必ず敬語で連絡するようにしましょう。
名乗る
先程も書いたとおり、イラストレーターは依頼者のことを知らないことが多いです。
仕事で発注する人は
- 会社・組織名
- 担当部署
- 名前
- メールアドレス
個人で発注する人は
- ハンドルネームや名前
- メールアドレスか連絡のつくSNS
を伝えるようにして、自分が怪しい者ではないと名乗るようにしましょう。
絵師さんのWebサイトの事前確認
残念なことに、Webサイトをよく見ずに連絡してくる方もいます。
例えば「来月以降のスケジュールしか空いていません!」と書いているのに、今月が締め切りの依頼をする…など。
せっかくWebサイトに記載しているのに、断りメールを書く手間が増えてしまいます…。
依頼するときは、まずイラストレーターのスケジュールを確認しましょう!
依頼するときの高度なテクニックにはなりますが、イラストレーターによっては、スケジュールがいっぱいであってもメリットが大きい場合は例外的に引き受けることもあります。
(例:普段の数倍の報酬を出してくれるとき。実績公開ができて箔が付くような相手だった など。)
絵を依頼する時に伝えること
上記の注意することをふまえて、実際に依頼するときにどのような事に注意して依頼の連絡内容をまとめていきます。
だいたい以下の7項目をおさえておけば、イラストレーターが見て伝わりやすい依頼文になります。
- イラストの概要
- 用途
- 使用媒体
- 画像サイズ、解像度
- 納期
- 予算
- 実績を公開してもいいか
イラストの概要
どのようなイラストが欲しいか要点をおさえつつ伝えます。
イラストレーターには2種類のタイプがおり、
・細かく指示されたいタイプ
・ざっくりの内容だけでいいタイプ
がいます。
なかなか見分けは付かないので、最初に声をかけるときにはざっくり伝え、契約が成立したら細かく伝えた方がいいのか聞くのがベストです!
ちなみに私はどちらかというと細かく伝えて欲しいタイプです!
用途
イラストをどういう企画やサービスに使うのかを明確に伝えましょう。
使用媒体
Webサイト用ならどんなサービスに使うのか、印刷物ならどれくらいの規模の紙に印刷するのか伝えましょう。
画像サイズ、解像度
使用媒体が伝われば書く必要がないかもしれませんが、発注者が事前に調べておいて貰えると親切です。
(例えばアイコンイラストと言っても、SNSごとに適切な画像サイズがあり調べる手間が発生します。)
納期
締め切りが決まっているなら締め切りを書くとイラストレーター側も対応できるか確認しやすいです。
もしある程度締め切りに融通が聞くなら○月○日〜○月○日など日付に余裕があると引き受けやすくなります。
予算
予算が決まっているなら予算を明確に書きましょう。
もし幅を持たせられるなら○円〜○円と書くと引き受けやすくなります。
予算が分からない場合は、こちらの相場の記事を見て決めてください!
もしそれでも予算が設定できない場合は、見積もりをしてもらえるか聞きましょう。
実績を公開してもいいか
実績を公開できるとイラストレーターとしての信用が上がり次の仕事に繋がりやすくなるため、実績の公開OKだと引き受けてもらいやすいです。
絵師さんにイラストを依頼するときの例文メールテンプレ
以上のことをふまえて、依頼時の例文テンプレをおいておきます。(例文ではYoutubeチャンネルを運営している個人の想定です。)
メール文はできるだけ箇条書きで文字数が少なくシンプルだとメールを受け取る側も見やすくて返信しやすいです。
よければ活用してください!
【イラストレーター名】様
初めまして。「〇〇」というYoutubeチャンネルを運営しております【依頼者名】と申します。
【イラストレーター名】様の可愛いイラストを拝見し、ぜひ私のYoutubeチャンネル(https:~~~)に使用するイラストの依頼をしたく、ご連絡させていただきました。
用途…Youtubeチャンネルのヘッダー
イラストの概要…キャラの顔をドアップにしたいです。キャラのデザインは添付いたしました。
使用媒体…Youtubeヘッダー、Youtube動画、Twitter(X)のヘッダー
画像サイズ…2560×1440px
解像度…72dpi
納期…10月1日(火)~10月10日(木)まで
予算…20,000円~30,000円の中から希望します。
実績…公開可能
以上です。ご不明点などございましたらご連絡ください。ご検討の程よろしくお願いいたします。
————-
【依頼者名】
Mail:iraishamei@gmail.com
Twitter(X):@iraisyamei
————-
※【】の中は適宜埋めてください。
さいごに
イラストレーターは、いくら簡単そうに仕事をしている風でも、実際は1人で会社を経営しているようなものです。
もちろんすべての仕事を引き受けられたら一番良いのですが、一日は24時間しかありません。その中で自分で仕事をとってきて、仕事を取捨選択をして、できればより良い仕事をしたいと思っております。
せっかく依頼するならお互いに良い印象で仕事したいですよね!
ぜひこの例文を使って良いお仕事に繋がることを祈っております。
お仕事だという意識を持って注意して依頼し、お互いにとって良い取引をしよう!
当サイト『ゆるごのみ』ではイラストレーター麦田このみが、「SNSでのイラストアカウント攻略方法」「イラストのお仕事」「イラストお役立ち情報」などイラストを描くすべての人にとって有益な情報を発信していきます。
他にもあなたのお悩みや疑問にお答えする記事をたくさん用意しておりますので、よければ記事一覧からご覧くださいね!