先輩イラストレーターに「相場の値段に上げろ!」って言われちゃったよ~!
なかなかシビアな先輩だねぇ…
以前イラストの相場の記事を書きました。
そして先日、お悩み・質問ご相談フォームにて
駆け出しイラストレーターです。
相場の値段では依頼が来ないので料金を下げたら、他のイラストレーターさんに怒られてしまいました。
というメッセージをいただきました。
なぜ絵の料金を下げると、イラストレーターから怒られる?
どうして他のイラストレーターさんから指摘されてしまうのでしょうか?
そもそも駆け出しのイラストレーターは相場付近の値段で仕事を募集しても、やはり現実的にはなかなか仕事に繋がりません。
だから相場より安い値段で引き受けるというのはよくある話です。
その中で中堅〜ベテランのイラストレーターからはこういった意見が出てくるようです。
相場から外れた価格で仕事を受けると、他のイラストレーターに迷惑だ!
つまりどういうことかというと、一度安い値段でイラストの仕事が成立してしまうと、クライアント側に
イラストの値段ってこんなに安くていいんだ!
と認識されてしまいます。
そしてイラスト業界にそういう意識が広がってしまい、中堅~上級イラストレーターにとってはお金になりにくい業界になってしまうの懸念しているのです。
当然、中級・ベテランほど生活がかかっていますから、たしかに言い分は分かりますよね。
しかし現実的には駆け出しのイラストレーターはいきなり中堅ベテランのような値段で仕事を引き受けるのは難しいです。
ではどうすればいいのでしょうか?
駆け出しイラストレーターの、絵の値段安すぎ問題の解決方法
初心者イラストレーター値段安すぎ問題に対する解決策は簡単です。
駆け出しイラストレーターは実績を得るための手段として値段を安めに設定しましょう。
そして中堅やベテランは値段の代わりに実績やクオリティで勝負しましょう。
駆け出しイラストレーターが目指すべき目標
イラストレーターを始めたばかりの時はお仕事を受けた実績があまりなく、クライアントからは
この人はお仕事を発注してもちゃんと仕事して納品してくれるイラストレーターか?
と疑問に思われています。 つまりまだあまり信用がありません。
ただ値段が他より安ければ、信用部分を見逃して貰える可能性があります。
だから値段を下げるのは実績の数を増やすための手段になります。
とはいえあまり安く受けると自分が中堅になったときにリピーターから「前は安く受けてたのに…」と思われてしまうため、「今回は実績数が目的なので安くできます」という予防線を貼っておいた方が自分の為でもあるかもしれません。
中堅イラストレーターが目指すべき目標
今回のメインテーマである「相場から外れた価格で仕事を受けると、他のイラストレーターに迷惑だ!」という意見は、ある程度実績がついてきた中堅のイラストレーターに多い気がしています。
つまり、中堅は駆け出しに仕事が奪われるのを一番懸念している立場です。
ですが、実際は仕事は奪い合いではなく、棲み分けできるものです。
中堅イラストレーターは実績がある分、クオリティや信用は駆け出しよりも保証されているはずです。
それを活かしてより質のいいクライアントと取引できます。
誰でもいいから安くてもとにかくイラストが欲しいクライアントではなく、多少お金を出してでもあなただけの絵を求めるクライアントと良いお仕事に巡り合えるのを目指しましょう!
さいごに
いざイラストレーターを始めようとしても、最初から相場どおりの値段でお仕事を引き受けられるのは現実的には難しいです。
中堅やベテランの方も、最初から全てのお仕事を満足な値段で引き受けられたかと言われると、必ずしもそうとは言い切れなかったのではないでしょうか。
イラストレーターのレベルも、クライアントが求めているイラストの程度も様々あります。
それぞれの度合いで仕事を受ける側、発注する側がマッチングできればいいだけなので、駆け出しのイラストレーターは手段として値段を下げることは他イラストレーターの迷惑にはならないはずです。
棲み分けして、自分に合った仕事をどんどん引き受けていこう!
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