
私、イラストレーターになりたい!



そんなに簡単なことじゃないんだよ



そうなの?
絵を描くのが好きな方は、一度はイラストレーターに興味を持ったことがあるのでは無いでしょうか?
ですが
「イラストレーターになるのは難しいよ」
「イラストでは食べていけないよ」
と周りから言われることも多いものです。
しかしそうは言っても、実際はイラストレーターの仕事の具体的にどの辺が大変なのか分かりにくいですよね。
今回はイラストレーター歴4年目(2022年時点)に突入した私が、イラストレーターの仕事の大変なところをまとめました。
(※会社員イラストレーターではなく、副業やフリーのイラストレーターの話になります。)
もしイラストレーターに興味があるお絵描き好きの方は、自分がその苦労を乗り越えられるか考えながら読んでみてくださいね。
イラストレーターに必要な能力
イラストでお仕事をする時に必要な能力ってどんなものを思い浮かべますか?



画力さえ上達すれば仕事は勝手に来るんじゃないの?
と思うかもしれませんね。
しかし実際は画力だけでは仕事は継続できません。
イラストレーターには今から挙げる7つの能力が必要になります。
人に伝わる画力
もちろん画力は必要ですよね。
絵が上手い絵師だと仕事は確かに貰いやすいです。
ただ、お世辞にもそこまで上手くないイラストレーターの方も世の中にはいらっしゃいます。
実はイラストレーターは、ものすごく高い画力がなくても仕事を得ることはできます。
他人が見て「なんの絵が描かれているか」が分かる程度の画力があれば需要はあります。
イラストの仕事を得る営業力
イラストレーターは自分企業に営業をかけて仕事を得る必要があることも。
その時に「自分はこんな絵が描けますよ!」とアピールができないと企業も仕事を分けてくれません。
自分から営業しなくても相手から声がかかる場合でも、自分のイラストの良さをアピールしないと、リピートしてもらえなくなる可能性もありますので営業力は必須です。
クライアントとのコミュニケーション能力
イラストレーターが相手方とやりとりをするのはほとんどがメールやチャットだけで、声で会話をすることは多くはありません。
しかし文面上でも相手を不快にさせないような交渉をしたり、ビジネスマナーを守った文章を送ることは相手と気持ちよく仕事をするために必要なことです。
絵を描き続ける継続力
イラストレーターはイラストを描く作業がメインなので、ほぼ毎日イラストを描き続けなければなりません。
1日5〜8時間くらいは絵を描き続けられる力を持たないと、納期に間に合わなくなる可能性があり仕事先の方からの信用を失ってしまいます。
絵の依頼のスケジュール管理能力
絵のお仕事では、イラストをクライアントにチェックしてもらっている間に、別のイラストを進める…といったように、同時並行で制作します。
人にもよりますが月に2〜10枚くらい描くことになるので、いつどの絵の作業をしたら納期に間に合うのか計算して、計画的に制作を進められる能力が必要になります。
孤独への耐性
絵を描くことって1人作業が多いですよね。特に深夜に描く人も多いと思います。
夜型タイプなら孤独な仕事にも耐えられるかもしれませんが、中には誰かと会話しながらじゃないと絵が描けない人もいます。
そういう方は誰か友達やイラストレーター仲間を作って作業通話などをしてもいいかもしれません!
時代の流れを見る能力
数年に1度は何かイラストに関わる大きな流行が訪れます。
例えばコンシューマーゲームからソーシャルゲームが流行り始めた時代は、スマホに表示するための高い解像度のイラストが必要になり、PCのスペックを良くする必要がありました。
つまり時代に合わせて、イラストレーターは流行に合わせて絵柄を変えたり、プラットフォームの変更で新しい技術を習得することになります。
最近ではVtuberがブームになりましたが、Live2Dなどアニメーション用にパーツ分けできる人が重宝される時代になりましたね。
常に時代の流れをよく見て、世の中の需要に合わせられる人だと長く続く強いイラストレーターになれます。
さいごに
たとえ画力が高くても、なりたい人が必ずなれるわけじゃないと分かっていただけたと思います。
ただ、これらの能力がたくさん揃っている方は仕事に困らないイラストレーターになれます。
もしイラストレーターを目指す方は、苦手な部分をカバーできるようにするといいかもしれません!



イラストレーターの能力を伸ばしてみよう!